ケータイビジネスの実践 電気ポットとひとり暮らしの近親者の「みまもりホットライン」 |
ネットビジネス、ケータイビジネス萌芽期に、自社製品に携帯電話機能を装着し、ターゲット者の電源ON/OFF、給湯などのイベントを検出し、それをインターネット上に転送し、見守り者がその生活ログを見ることにより、正常であることを確認したり、電話などでのコミュニケーションの話題つくりに活用できるというサービスを企画、実行されている。 この発想は、96/2に東京池袋で起きた一人暮らしの老人が死後1ヶ月相当たって発見され、都会暮らしの過疎地帯の悲劇と報道された事件がきっかけとのこと。
「ニーズからの発想」、「共感できるコンセプト」など優れた企画センスはもちろん賞賛に値する。それ以上に、会社を動かし、Docomo、富士通からのアライアンス協力を取り付け、事業開始に漕ぎ着けたその熱意
と実行力にまずは大きな敬意を表したい。
現在のところ、まだまだ目標契約数を達成していないとのことであるが、広告などによる認知度の向上、加入者の拡大までには、さらなる苦労が必要であろうと察する。
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