■ 2004年 11月15日(月)

 SKF(SaitokinenFestival)に参加して


 地元で生きること、活動に触れて・・・・
 


 今朝のコンドラボオフィスは、ブルックナーの交響曲第7番小沢征爾指揮、サイトウ・キネン・オーケストラです。艶やかでしなやかな弦と輝かしい金管セクションが生み出す精緻なアンサンブル。実は、今年で13回を迎えるSKFのボランティアとして参加しその記念に買い求めたものである。

 

クロード・ボリング・ジャズ・トリオ

SKFのHPより

 コンドラボを開業した2001年から地元に貢献したいの想いから参加して4年目。
「今年もこの季節がやって来た」の恒例の行事になってきた。今年は、8月15日〜9月13日まで20公演程度行われ、小沢征爾氏が総監督をつとめ世界で活躍する演奏家が集まり松本が世界の楽都となった。

 総合的なボランティア組織のレベルの高さとその多くのボランティアに支えられて大会が運営されていることは有名なことであり、ボランティア自身の意識と誇りもまた非常に高い。今年は期間中3日間の参加であったが会場にお客様を迎え入れるドアマンを2回担当した。これは主に開場指示にあわせお客様をご案内すること、演奏開始になってからの入場のお客様に、入場ができないない旨のご説明、終演時に感謝の意思をお伝えしながらお見送りすることである。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」がようやく板についてきたかなと自負している。
 この楽しみは何といっても、ドアマンは開演中2人1組のうち1人は会場内整備ということで開場内にはいることができ、つまるところ演奏が聴けるというわけである。
 今回の1回目は、建設時その可否で市民グループによる住民投票請求が巻き起こったまつもと市民芸術館でのふれあいコンサートで、クロード・ボリング・ジャズ・トリオとフルート:工藤 重典氏、ギター鈴木 大介氏とのジャズとクラシックのコラボレーションコンサートであった。
「ギター協奏曲」から フルートとジャズ・ピアノのための組曲第1番
フルートとギターのための「ピクニックスイート」から、「フルートのための組曲第2番」から

 ふれあいコンサートが示すとおり、やや邪道かなと勘ぐりつつであったがあにはからんやジャンルは違うにせよ卓越したプロ同士のセッションは予想を遥かに超え、新しい音楽の境地を感じさせてくれた。自分の仕事に置き換えるのは無理があるかもしれないがプロの1人としてコラボして卓越した仕事ができるレベルに力をつけたいと感じた次第であった。
 余談であるが、その後まつもと市民芸術館の住民投票請求の代表者西村忠彦氏とあるシンポジウムでご一緒することとなっている。
 2回目は、最終日のオーケストラ演奏日で、
バルトーク/弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 Sz.106
バルトーク/管弦楽のための協奏曲Sz.116
私は、正直バルトークの作品をじっくり聞くほどのクラッシックファンではないが、艶やかでしなやかな演奏に多いに感動した。
 地元でこのような素晴らしいフェスティバルがあることに感謝し、自分ができることで今後もボランティアを継続できればと願う次第である。

PS:今年は友人の岩井雄一郎氏の笑子夫人にボランティアをお薦めし参加して頂いた。
   その感想はいかがだったかな。
 

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