平林良人氏(EPSON OB)が社長の教育・セミナー会社テクノファの「バランス・スコアーカード マスターコース」セミナーに参加した。
先にお話しておくが、当日はブレインの課長木村正清氏と同伴の上、平林社長もご多忙のところ時間を裂いて頂きお互いのビジネスについて懇談することができた。
さて本題のバランス・スコアーカード(BSC)は、ITCプロセスの中核的な経営手法となっていること、また今回はマネジメント・システムとして継続的な運用技術
・方法についての情報収集をと思い、マスターコースの名に期待し参加した。
2日間の1/4を吉川先生がBSC策定の勘所について講義をされ、残りをケース実習とプレゼンというセミナースタイルであった。その結果、グループ検討の時間が大半であったおかげで、作業中最も近くに席をおいた私は
、吉川先生と接することができるという環境であった。
Southwest航空、Mobile石油の代表的な戦略マップは確かに精選・吟味された説得性を持っている。これで第一に先生は、かなりの「カラーリスト」。
スライドも色使い、アニメの多用となかなかの凝りよう。
第2に先生は所謂「庶民派」である。郷里の足利、地元就職がいやで留学されたことなどなどグループ討議が熱気を帯びているにも関わらず間髪をいれてくる。
話し好き。もしかしてこれもグループ討議の軌道修正のための先生独特の配慮だったのか。???
最後のプレゼンコンテストには、事にはインセンティブが必要と自前のワインを提供すると宣言され、最終日に黒鞄に賞品のワインを詰め込んで来られたのには感服した。
(因みにこのワインは、私がリーダーを務めたグループが頂戴した。)
いずれにしても、BSC=吉川武男、第1人者ということである。BSCの普及に多忙な日々を送られているが、各紹介には必ずと言ってよい程、第一人者がつく。ビジネス側の取り扱いに疑問が
あるのかもしれないが、これはもはや「ブランド」化しているとまで感じてしまう。ブランド化してはやり、今まさに大ブレークといっていいかもしれない。
当社は、病院経営健全化のためのBSCを追及している。先生の指導プロジェクトにも三重県の県立病院テーマがあるそうで、コンタクト情報を頂く中で単なる手法提供に終わらない日本型BSC病院モデルの構築に注力していくつもりである。
いずれにしても、吉川先生とのこの出会いを大切に「第1人者」の素顔とお付き合いさせていただきたいものである。
村田
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